誉め言葉はトレーニングの際、ワンちゃんに「上手に出来ている」ことを伝える道具で、最も使用頻度が高いコマンドです。
当然ですが、ワンちゃんは言葉を理解できません。「いい子」と声をかけたところで、意味は分かりません。
誉め言葉を機能させるには、言葉とうれしい感情を結びつける必要があります。誉め言葉を聞いたときにポジティブな感情が抱ければ、誉め言葉は機能します。
「おりこうさんだね~」のように、長い誉め言葉を用いる人を見かけますが、「いいこ」や「グッド」のように簡潔な言葉のほうが、使い勝手がいいのでお勧めです。
また、家族の間で別々の褒め言葉を使う方もいらっしゃいますが、ワンちゃんの学習が遅くなるのでお勧めできません。
誉め言葉のポイントは、短い言葉を家族で共通して使うことです。
では誉め言葉を教える方法をご紹介します。単純に誉め言葉をかけてから、フードを一粒上げる。これだけでOKです。朝晩10回ずつやれば十分です。これを繰り返すと、誉め言葉はご褒美がもらえる前の合図となり、誉め言葉にポジティブな感情が結びつきます。
重要なのは言葉とフードの順番。フードをあげてから誉め言葉をかけても学習は成立しません。言葉と同時にフードをあげるのも、学習が遅くなるので、避けるようにしてください。学習が遅くなる理由については別の機会に書いてみようと思います。
あずさに協力してもらって動画を撮ってみました。誉め言葉は「good」を使っています。
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