犬のしつけで遊びはかなり重要な要素。遊びが足りていないと、欲求不満からいたずらが増えたり、問題行動へ発展するケースもあります。
あずさとやっているのは、おもちゃを使った引っ張りっこ。これは、犬の狩猟欲求を満たすための遊びです。
追いかける→捕まえる→噛みついてトドメを刺す、という狩りの基本的な流れを再現します。
よく聞く悩みで、「咥えたものを放さない」というものがありますが、おもちゃの動きを止めてしまえば、放さないことは殆どありません。
上記の一連の流れを再現したら、動きを止めます。この時は何も言う必要はありません。ただ動きを止めて放すのをじっと待っていればOK。いままで、いろいろな子を見てきましたが、1分以上放さなかった子はいません。犬は動くものに興味を持ちやすいので、動きが止まるとつまらなくなるのです。
そして、放したら誉め言葉をかけて、すぐに遊びを再開(上記の流れをもう一度やる)しましょう。そうすれば、「放せばまた遊んでもらえる」と学習してくれ、どんどん放しやすい子になります。